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プログラム期限切れEB-5永住権ビザ(リジョナルセンター投資)の今後の見通し

by | Oct 28, 2021 | Articles

ハワイ州弁護士 栗原幸花

October 2021

「プログラム期限切れEB-5永住権ビザ(リジョナルセンター投資)の今後の見通し」

多くの投資家の方が、リジョナルセンター(地域センター)を通しての投資をされており非常に人気のある永住権ビザプログラムが、時限法に基づき、現在は一時中断された状況となっております。今年9月に入り、アメリカ国会議会が再開されたものの、EB5投資ビザ(リジョナルセンター経由の投資)に関する議案については、再承認されることなく議会が終了しました。2021年9月30日までに承認されるべき事案内容として、当初はEB5投資ビザの再承認も含まれておりました。しかし、最終段階に入り、今回議案に入れられるべき事項は、重要な人道的修正を伴うものに限る、と限定されました。よって、例として、西海岸の山火事によって引き起こされた深刻な被害の救済支援や、アフガニスタンの難民を支援するための資金、などが優先され、緊急性を要する重要事案のみに限定されました。従って、EB5ビザを含むその他の人道的修正を伴わないとされた議案に関しては、次の議会承認(12月3日)まで結果を待つことになりました。それにより、投資家によるI-526移民請願については、移民局での審査が一時保留となっている状態が続いています。

現在のところ、2021年12月3日にはEB5ビザの再承認がなされて、これまで滞っていた審査なども再開される可能性が高いだろうと予測されております。

弊事務所でも動向を注視し、引き続き弊事務所ウェブサイトにて最新情報をお届けしていきます。

 

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