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米国移民局:2024年4月1日より申請費用の変更

by | Mar 19, 2024 | Articles

ハワイ州弁護士 栗原幸花

March 19, 2024

2024年初め、米国移民局は、特定の移民・帰化申請の申請費用の変更と各フォームの改定を発表いたしました。移民局によると、今回の新料金は、移民局の運営費に充てられ、新規申請の迅速な処理・対応に役に立つとのことです。

今回の新料金と改定版フォームは、2024年4月1日より適用となりますが、2024年4月1日から2024年6月3日までを猶予期間として設け、ほとんどの申請書は旧版フォームでも受理いたします。ただし、一部の申請書や申請費用には猶予期間がございませんので、ご注意ください。改訂されたフォームと申請費用の全リストは以下をご覧ください。https://www.uscis.gov/forms/filing-fees/frequently-asked-questions-on-the-uscis-fee-rule

主なアップデート内容:

  • 米国移民局は、2024年4月1日以降、新しい申請費用の申請書または請願書のみを受理。
  • オンライン申請が可能な場合、オンラインで申請すると50ドル割引。
  • グリーンカード申請と同時に労働許可申請と渡航許可申請をする場合、申請費用は別途必要。
  • 特別移民少年、人身売買被害者、米軍兵士、国際養子縁組を希望する家族など、特定のカテゴリーに対する新たな料金免除。
  • 世帯収入が連邦貧困ガイドラインの400%以下であることを証明できる個人に対する帰化申請手数料の減免措置の拡大。
  • 今後、指紋採取費用は別途請求無し(TPSおよびEOIR提出申請を除く)。
  • 非営利団体、スモールビジネスの雇用主、特定の申請者グループに対する料金割引。
  • Form I-129, Form I-129CW, Form I-140のいずれかを提出する雇用主が支払う新しい亡命プログラム費用。
  • 米国移民局が特急申請を処理する日数を、暦日から営業日に変更。

また、新料金の例を挙げますと以下となります。

March 2024

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