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グリーンカード申請者の健康診断書の有効期限が無期限に!

by | Apr 5, 2024 | Articles

ハワイ州弁護士 栗原幸花

April 5, 2024

2024年4月4日付で、米国移民局(USCIS)は、2023年11月1日以降に適切に記入され指定医療機関の医師の署名がある健康診断および予防接種記録報告書(フォームI-693)を無期限に使用できる新たなポリシーを発表しました。グリーンカード申請を行う際には、申請者が健康関連の理由によりグリーンカードが取得できない、もしくは入国が拒否されることがないことがない証拠として、指定医療機関にて健康診断を受け、指定医師による健康診断および予防接種記録書の提出が求められます。以前は、その健康診断に短い有効期限が設けられていたため、審査の遅れ等により有効期限が切れてしまったり、健康診断が失効する前にアメリカに入国できなかった場合など、再度、指定医師の診断が必要となるケースも多く発生していました。また、こうした健康診断には通常何百ドル以上の費用もかかるため、申請者にも負担となっていました。よって、この新しいポリシーは、グリーンカード申請者にとっても素晴らしい改善点だと言えます。

今回、移民局は米国疾病管理予防センター (CDC) と協議し、公衆衛生電子通知の進歩に基づいて、フォーム I-693 が適切に記入され指定医師の署名がある限り、その証拠能力を一定の期間に制限すべきではないと判断しました。移民局は、指定医師が署名した後に申請者の病状が変化したと考えられる理由がある場合や、提出されたフォームI-693に申請者の病状が正確に反映されておらず健康関連の理由による入国が認められない可能性がある場合には、追加の証拠または更新されたフォームI-693を要求する裁量権を持つものとされています。

申請者の入国健康診断が 2023 年 11 月 1 日以前に完了している場合は、改正前のポリシーが引き続き適用されますが、移民局 は CDC と協議した結果、2023 年 11 月 1 日までに適切に記入および署名されたフォーム I-693 に関しては、指定医師の署名日から 2 年間は証拠能力を保持するものと判断しています。

例外として、Operation Allies Welcome の仮釈放者によって提出されたフォーム I-693 に関しては、指定医師の署名日より 3 年間は証拠能力を保持します。

April 2024

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