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米国における外国人登録義務等の厳格化について

April 10, 2025 2025年4月11日以降、米国において14歳以上の外国人に対する外国人登録及び指紋採取義務が強化されます。米国査証取得時や入国審査時等に外国人登録及び指紋登録をせずに、30日以上米国に滞在している方は外国人登録が必要となります。  なお、18歳以上の外国人は、国土安全保障省(DHS)が発行する登録証明書(例:I-94、就労許可証(EAD)、グリーンカード、等)を常時携帯する義務が生じます。  米国内で転居した場合は、転居後10日以内に米国移民局(USCIS)に住所変更届(Form...

【2025年3月時点】米国企業透明化法に関するアップデート

ハワイ州弁護士 佐渡山美紀 March 6, 2025 (更新日:April 3, 2025) 【追記|2025年4月2日時点】 2025年3月26日にFinCENが発表した仮最終規則(Interim Final Rule)により、以下のルールが即有効となります。 ハワイ州またはその他の州で設立された法人は、BOIRを行う必要はない。 2025年3月26日以前にハワイ州もしくはその他の州で事業を行うために外国支店登記された日本企業は、2025年4月25日までにBOIRを行わなければならない。...

ビザ面接免除基準の変更について

ハワイ州弁護士 栗原幸花 February 27, 2025 2025年2月18日、アメリカ合衆国国務省は2023年12月の面接免除方針を取り消したことを発表しました。  今回の発表の中で、国務省は非移民ビザ面接免除の対象となる申請者のカテゴリーを更新いたしました。この発表に先立ちアメリカ移民弁護士協会(AILA)の国務省連絡委員会では、いくつかの領事館が非移民ビザ面接免除の申請条件を変更したとの報告を確認していたようです。 ...

ビザとForm I-94(滞在許可)の違いについて:滞在許可期間に関する適切な記録を管理しましょう!

ハワイ州弁護士 栗原幸花 February 26, 2025 トランプ政権により、今後も移民政策の厳格化が予想されています。ビザを保持して米国に一時的に滞在されている非移民外国人(Non-immigrant aliens)は、ご自身の滞在許可期間についてよく理解され、適切な記録や情報を管理するべきでしょう。そうすることにより、うっかり滞在許可期間を過ぎ、オーバーステイになってしまうリスクを防ぐことができます。  まず、よく誤解が生じるビザとForm I-94...

Transfer on Death Deed(TODD)について

ハワイ州弁護士 佐渡山美紀 January 15, 2024 今回は、ハワイ物件を個人で所有されている場合のプロベート回避手段として、よく利用される「Transfer on Death Deed(TODD)」について、解説します。  1. まず、プロベートとは...

2025年新政権に伴う移民政策による影響について

ハワイ州弁護士 栗原幸花 January 10, 2025 2025年から新たな政権となるに伴い、トランプ氏の就任後の移民政策による影響が懸念されております。 現時点では、不法移民の取り締まりや強制送還の強化、不法滞在者に対する新たな管轄部署の設定などを公約されています。 合法的に就労ビザを取得して、米国内で就労されているビザ保持者に関する変更点などはまだ発表はされていませんが、第一次トランプ政権のもとでは、Buy American and Hire...